日常で思っていたことや考えたこと、感じたこと

日常で思っていたことや考えたこと、感じたことをメモ代わりに残しています。

問題のあるレストラン6話~烏森さん弁護士だったの?

あのちゃらんぽらんな飲み屋のねーちゃんキャラの烏森さんが実は弁護士だったということが判明した問題のあるレストラン第6話。

復讐の仕方には2種類あって、ひとつはひどい目にあっても楽しく暮らすことで「何にもダメージなんて受けてませんけど?」と相手に見せつける復讐の仕方。もうひとつは実際に相手に対し怒る復讐の仕方。ふたつの復讐の仕方でいうと、レストランは楽しく暮らす方の復讐でたま子にはそっちを頑張ってもらって、烏森さんは怒る方の復讐をする、という事みたいです。シンフォニック側の社長を訴えるみたいです。

というか烏森さんってコミュ力の権化みたいなキャラなのにプラス弁護士とか完璧すぎて戦闘力が高すぎ。それこそ喪服ちゃんのアイデンティティである「東大卒」という概念を真正面から潰すような気がして怖いです。これから喪服ちゃんはあの店でどう自分の立ち位置、価値を示すことができるのか。心配になってしまいます。

 

でもそんな喪服ちゃんも今回は少し報われていたようでホッとしました。遊ばれた星野くんに対したま子に伝言を託し、それが「ありがとう、楽しかった、好きでした。」みたいな伝言でまったく恨みがない伝言で、それでなんか星野くんも結構胸に来ていたみたいでそれがうれしかった。これで星野くんが少し改心すれば喪服ちゃんも報われると思います。

社長を訴える話とちょっと矛盾しますが、喪服ちゃんと星野くんのやり取りをみているとなんか「ムカついたからといってそのムカつきを相手にぶつけて復讐してたらいつまで経っても復讐の連鎖は終わらないし、どちらかが全てを受け入れることで悲しい連鎖は終わるのかもしれないな。」と理想論ながら思ってしまいました。

まぁそんなことはなかなか簡単なことじゃないけど、実際あそこで星野くんに恨みつらみをぶつけていたらこの負の連鎖は終わってなかったと思います。

 

星野くんと喪服ちゃんの関係性がまだイマイチ薄いからあのシーンは微妙に盛り過ぎかな、と思ったけどよく考えると逆でした。星野くんにとっては半分遊びだし客観的に見てふたりの関係性は薄いけど、だからこそ喪服ちゃんの真っ直ぐな伝言は効いたんだとあとになって気づきました。

 

喪服ちゃんが今までまったく関われなかった恋バナに参加できてうれしい、と言ったり、全然興味のなかった西野カナの恋愛ソングをダウンロードしようとしたり、人と比べると遅くなったけど喪服ちゃんにとっての青春時代がこれで始まったんだと思うと報われて良かった気がします。

千佳ちゃんと川奈さんと喪服ちゃんが3人で買い出しに行ってカフェでドリンクを買って公園で三人でシューベルトを聴きながら話すシーンは本当に美しかったです。喪服ちゃんにとっての遅れてきた青春時代のように見えました。

 

あとあのシーンで千佳ちゃんが、もともと「カフェごっこ」とか「オシャレなだけでクソまずい飯作ってよろしくやってりゃいいじゃん」的なことを言ってバカにしてた「洒落たカフェ」のドリンクを飲んで楽しそうにしていたのが印象的でした。「生きててよかったな、生きような。」と小さな声で独り言を言っていて、そのセリフが胸に刺さりました。